本心披瀝《ルームシェア#11》
イアンが帰ってくる少し前・・・
わりと、いい・・・
悪くない・・・かぁ
もっとハッキリ言えよって思うけど
アイツだし・・・
マジトーンで良い的なコト、
言われたことないもんな~?
・・・アタシの妹とかは
あちこちで、しょっちゅう言われてて
正直コンプレックス
アイツもさ~妹見たら、
妹の方が良いとか思ったりすっかなァ
・・・なァんて
。
。
。
考えていた矢先にコレだし・・・
はぁ・・・ダサ・・・
コイツと妹が並んでるの
見たくなかった・・・
「あ~・・・本当にごめん
二人ともしゃがんでたから
取り込んでいると思わなくて!」
あのドア、結構スケスケなのにさ?
「別に・・・」
「グス・・・」
「大事な話をしていたと思うんだけど」
「いや・・・」
「イアン・・・」
「言おう。続きを、今ここで」
『なんでそうなる・・・』
「僕が証人となる。いや、なりたい」
このタイミングは神の思し召しかも
「なんでだよ・・・」
「もうね、意地張ってたって仕方ないよ」
『ジェニファーが泣いたままでいいの?』
「・・・・・」
「(って、強引過ぎるかな?ここは一旦退散・・・?)」
普通に考えて僕ったら邪魔だよね
でも気になるんだもの
「イアン、やっぱり僕は部屋に」
「ジェニファー」
「俺と結婚するか?」