ピンクのゼラニウム・後編
「・・・相変わらず面白い家ッスね」
「・・・鳥」
「(田舎行くって聞いたけど・・・どんな所なんだろ
・・・どんな気持ちで行ったんだろ・・・)」
『ジェニー!』
「ドコ行ったかと思ったわ」
「あ、先輩・・・さっきはすみませんした・・・」
「も~いいってェ」
「ちょっとアホのセンパイ的にィ、ジェニーを全力で励ましたいんだケド」
「・・・根に持ってるじゃないスか」
「ハグハグ~♡」
「ちょ、先輩~!」
「本気で悩んだりバカ言ったりするジェニーはマヂカワイーよ」
「お返しにバカって言ったカンジッスか?」
「フフフ~」
「ヒネクレガールにゃこうしてやるワヨ」
むちゅむちゅ
「ちょ、も~!センパイ!」
「マジにねジェニファー
アンタ昔から悪く考えスギ
嫌なら今のままでいいけど、好きならちゃんと言わなきゃ」
ね?
「不安だとかツラいのわかる。
でもアーシらが付いてるからネ。一人じゃないカラ」
「先輩・・・」
「ナニしとるんじゃ~」
「ちょ・・・!」
ギャアアア・・・・
・
・
「めんごめんご」
「マジ死ぬかと思ったッス・・・」
「なんか手伝うッスか?」
「ヘーキヘーキ!チャッと炒めてガッてやるダケだし!」
「・・・先輩も、変わったッスよね」
「ハジメはねェ、ジョノアちゃんもよくヤダヤダ言ってさァ」
「・・・ナニを、ッスか?」
「ちょっと、オッサン?メシの時の話じゃないでしょソレ」
「今はねェ、もう全然!変わるんだよ~愛で」
「オッサン」
「イタダキマ~ス」
「(アタシもこんぐらいアホになれたら楽なんだけどなァ)」
pi pi pi ...
「(・・・ママ?タイミングが良いんだから、いつも)」
「もしもーし・・・うん元気」
「チョットだけいつものジェニコになってきたんじゃね」
「あとはァ、告る時にビビんないかど~かダネ」
「意外と本番に弱いのか~」
「・・・聞こえてるッスからね」
「ワリワリ~でもそうじゃん?」
「ビビって ま せ ん 」
「本当カナ~?」
「このゲームに負けたらアタシから言ってやりますよ!」
「唐突なこじつけ~ww」
オッサンやったれ
「おうおう」
「無念!」
「だめだワこりゃ」
「イエ~イ」
「オレこれ、ニガテ~。繊細なモノって扱えナイんだよ」
「ま~オッサンだもんネ~」
『(じゃあジョノア先輩は?・・・言うのやめておくッス)』
「てかこんなことしなくてもハート決まってんでしょ?」
「ウ・・・その前に色々片付けるコトあるッス」
「え~?モタモタしてっとまた病むんじゃネ?」
「もうたぶん・・・大丈夫ッス」
とある地区の
いつものバーガー屋
「お待たせ、ジェニファー・・・久しぶり!」
「ジュード先輩・・・色々すみませんでした」
「いいよ、無事なのは知ってたし
・・・ところで僕の所に来たってことは?」
「・・・・」
「とり、あえずもう一回会いた・・・会いに行こうかなと」
「うん!それがいい!」
「・・・でもスグは無理ッス。ちょっと仕事が滞ってて」
「そっか・・・社会人のツラいとこだね」
「・・・そもそも、向こうだって新しい土地で
どうだかわかんないじゃないッスか」
「イアンはそういう奴じゃないさ
きっと新しい生活で四苦八苦しているんじゃないかな」
「どうスかね・・・とりあえずまたしばらく部屋借りたいんですけど」
「もちろんさ!・・・あと、できれば」
「メシ、もちろん任せてくださいよ」
「助かるよ」
「はぁ、本当に良かった。君たち終わっちゃったのかと思ったよ」
「・・・正直わかんないッスよ」
「う~ん、不安なのはわかるけどさ」
「起こるかもわからない事に怯えてちゃ、楽しくないよ。
大丈夫、僕たちが付いているのは確実なんだからね!」
「・・・それ、ジョノア先輩にも言われたッス」
『あれ、二番煎じだったか~』
「フフ・・・ありがとうございます。先輩」
・
・
本当は仕事なんてほっといて
今すぐにだって・・・
でも・・・やっぱり少し怖い
待っていてくれているなんて思わない
ただ、離れてしまった方が苦しかったから
もう一度会いたい・・・
話がしたい
それだけは決意した
END
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Pose By B E R L I N & RATBOYSIMS
ありがとうございます!
おまけ
お返しのチュ~
なんかすごくイイネ⁉
ママからの電話は偶然
これはグッドタイミングでしかなかった
ママはグレーテルって名前なんです
ヘンゼルという姉弟もいるんだけど・・・出てくる日はあるのか
毎度お馴染みバーガー屋
放っておくと別の客と話し出す~
誰?上司ですか?
ちょろっと三角帽子が写ったかもしれない
ヒトもといゴリラヒューマン・KoKo
そしてオーヘイ君(この子どこでも会うフッ軽シム
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ジェニファーの決意のお話でした。
ピンクのゼラニウムの花言葉は決意だそうで
ジェニファーピンク髪だし良いかなって思いました(安易
ゼラニウム自体の花言葉は色によって様々で、西洋だと全く違ったりして奥が深かったです。
どの色を取っても意味を拾っても、ジェニファーの心の中のモヤモヤが表れていいなぁと捗った次第であります。
ところでシムズ界のピンクやグリーン髪って染め髪なんですね・・・
子供になんで遺伝しないのって悩んでいた時に気づきました。
でもジェニファーは子供の頃からピンク髪なんで
我が世界はカラー髪遺伝子アリアリです。
ファンタジィ~