何かの予感《俺たちのエコライフ#15》
「おかえりなさいヴァレックス」
「お~ジェブ、帰って来たんか」
「あの、ジョノアさんもさっき帰られてまして」
「ジョノアちゃんも」
予定より早かったんやな
「はい、あの・・・」
「なんだか具合が悪そうで、少し心配なんです…」
「わかった、すぐ見に行く」
「ジョノアちゃん?」
「ン・・・オッサン?」
「ダイジョブ?具合悪そうってジェブが」
「ン~」
「な~んかずっとダルくてさ~
ケーキとかステーキとか見てると気持ち悪くて
帰ってきちゃったワ~」
久々のドスッピンデ~ス
「ケーキもステーキも大好きなのに?」
「もう全然ダメ、香水の匂いとかもヤバくて!」
「ウ~ン」
「とりあえずお布団で寝なヨ」
「そ~する」
「病院とか行った方がイイんかな」
「多分平気だと思うケド~」
「前のお医者サン、たまにメール来るから聞いてみよっか」
「・・・アドレス教えた?」
「教えてな~い」
不思議だね
「ダー!ハチたち~!ゴメン!留守だったから!」
ダニ駆除あとでするネ!
「アレッ?フェイさ~んいらしてたんですネ~」
「ねェフェイさん、ジョノアちゃん具合悪いんだって」
なんでカナ
「あら・・・」
「心配ね、ちょっと見てきてもいいかしら」
『お願いしますぅ』
男しかおらん世帯だからな~
「お医者さんにもメール・・・ワォ、近くにいるからスグ行くって」
フットワーク軽~
・
・
「なんかァ、もうめっちゃ気持ち悪くてェ」
「(・・・あら?もしかして・・・)」
・
・
おあつらえ向きなタイミングで来たお医者サマ~
「確実に妊娠しているね」
名医だからスグわかっちゃうんだ
「マジで?」
「やっぱり!」
「・・・!」
「ニン・・・コドモ出来たってコト?」
(先生)『そうだよん』
「オォ・・・」
「ヤッタ~~~~!!!!」
「マジで?ついに????」
「おめでとうさん、ヒヒヒ!」
「おめでとうっジョノアさん!」
「フェイさ~ん!ヤバ~イ!」
どうしよ~!嬉しスギ~!
「おめでとうございます!」
「ジェブ~!」
嬉しいヨ~!
ニカッ
「お祝いしなくっちゃ!」
キッチン借りるわね!
「(モグモグ)」
「・・・すみません、母さんがお祝いのケーキを作るって張り切って・・・」
「大丈夫!理由ハンメーしたらお腹すいてきたし!」
ココちゃんもお腹すいてたみたいだし
「ジョノアちゃん無理しないでネ」
「オイシー!」
いくらでもイケまーす!
「よかったわ!」
フェイのシグネチャーケーキってやつだったんですが、
料理キャリアの特別なケーキかな?
「ココ、また食べるのォ~?」
太るぞ~
「ウ!(頷)」
「食いしんぼさんだァ」
「(・・・ところでこの人たち、なんなんです?)」
ジェブ君は初対面・・・
その後ノックス君も帰ってきて
(ド近所ですけどもね)
報告しましたり
「オゥ、ついにか!」
おめでとさん
「ふぅ・・・妊娠かァ・・・あ~ドキドキする」
・・・・
・・・
「ウッゲー!!!!!」
あ~!もう折角ケーキ食べたのに~!
サイアク~!
「ジョノアちゃんゲーしたんか」
「ウン・・・もう胃袋ひっくり返るかと思った」
ゲロ吐くと一瞬でMAX汚くなるの少し解せないですが
激しさを物語っていていつもヒエーってなります
「話には聞いてたケド、やっぱエグいわ・・・」
掃除ごめんネ
「なんか飲みモン持ってくるかァ」
ゴシゴシ
「そ~ね・・・ウブ・・・」
「ジョノアちゃん?」
不謹慎だけど目ェカッ開いたジョノは可愛い
・
・
・
「・・・やっと落ち着いた・・・気がする」
「良かったァ・・・黄緑色のゲーが出たときは焦ったヨ」
「もうなんか出るまでオエーってなるのキツー」
「・・・オレが変わってあげたい」
「だぁいじょぶ、少しの辛抱ヨ・・・」
「冷えちゃうから、そろそろ中入ろっか」
「ウン」
我が少子化ワールドに待望のベイビー誕生予定
ワ~~~
(toddlerCCを探しまくる音)