【Sims4】私の世界へようこそ

我がワールドのシムたちの記録を残すブログです。

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恒久友情《ルームシェア#14》

「・・・なんで僕が一番最後に知らされるワケ?」
「まぁ、一番簡単に伝えられそうだったからな」


「でも凄いね。家、丸ごと貰えるんだ?」
「祖父の物だったらしいが・・・叔父が手放したいんだと」


「あ~あ寂しくなるなぁ!毎シーズン絵葉書でも書いちゃうんだから!」
「フン、そんなマメな人間でもないだろう」


どんな家だか知らんが・・・


屋根があれば十分だ



「や。片付いてきたね」
「ウム」


「これ、餞別だよ」
「・・・ム・・・悪いな・・・」


「これは、セーターか」
「恐らく向こうじゃニットかキルトを身に着けると思ったから」
「・・・どうかな。だが、有難く頂くよ」
「(ワォ。イアンが笑うなんてレアだなぁ)」


2人でいられるのも残りわずか


本当は初めから3人で暮らす計画だった
計画のアレコレを告白したら
イアンは少し呆れていたけど


前のように怒ったりしなくて
更に年配者になってしまった気がしたよ


ジェニファーは何度連絡しても返信は無い


薄々だけど・・・イアンが順序間違えたんじゃないの?
って思うんだよね・・・


ま、今更言ったところで水を差しちゃう気がしたから言わないけどさ
イアンが良しとしているならもういいさ


彼女の方は・・・考え中


「ずいぶん身軽だね?・・・ていうか痩せた?」
「全て送ったからな。
 体重は知らんがベルトの穴は3つ程変わったようだ」
「ワォ・・・」


「まぁその、世話になった」
「僕の方こそ」
「田舎で何も無いだろうが・・・気が向いたら来ればいい」


「え?もちろんそのつもりだけど?」


「・・・わざわざ言ってやっただけだ」
『ハハハ』


「じゃあなジュード。元気で」


「またね、イアン」



こうして僕らのルームシェアは終わったんだ


あっけない?


まぁこんなもんだよ
僕はもう受け入れたさ


ただ、こうあって欲しかったという願望だけは
ずっと、胸の中に残しておこうかな


彼らだって、それくらい考えていると思うんだけど


『もしもしアル?今から飲みに行かない?
 え?朝だけどって?関係ないよ!』


短くても、一緒に人生を共有した友人の事を
僕は忘れたりしないからね





「ねぇ、いいの?見送りとかさぁ」
「・・・・」


「半端な気持ちで話なんかできないッスもん・・・」
「え?何?」


「・・・・ったく」
アタシで〆ちゃってイイの?



ルームシェア


END