お察しの通りの事《ストロング・ガール#08》
「ジョノア…何かあったらこの" お兄様スイッチ "を押すんだぞ。」
「うん、ありがとお兄たま。」
「なんやアレは…。」
「ねェオッサン、服着てよ…。」
「おウチに帰らないと無いわよォ~。」
「ハァ…だと思った。タクシー拾うわ…乗せてくれっかな…。」
Evergreen Harbor
「ジョノアちゃ~ん服着たよ~…どったの?」
「グスッ…今更ながらこの判断が正しかったのか不安スギだし…。」
てかナニそのシャツ…
コモレビ山登った時の記念ダヨン♪
「やっぱ間違ってるよ~!
パンイチで追いかけ回して求愛してくるオトコとラブなんて~!」
「オレのコト愛してるって言うてたやんか~。」
「それはあの時の変態がオッサンだって知らなかったモン!」
「えぇ~両想いになれてないの~?オレたち~。」
「な、なれてナイ!」
「もうあれから何年だ…?キミもボクもじゅうぶんオトナになっているワケよ…。」
「ちょ、近…!ナニ?」
「好き、愛してる、ハグにキッス…まだ愛をお伝えする方法がございます。」
ヒョイ
「ちょ…!ヤダヤダ!何ー!?」
「あ、これからお察しの通りのコトが起きますんで
そこんとこヨロシクオネガイシマ~ス。」
「だ、誰に言ってンのよ!」ジタバタ
スタスタ
「おろせー!お・ろ・し・て!」
「ハイ、下ろしましたよ。」
「な、なに…オッサ…!?ナニソレ!?」
「愛故に…かな?(照)」
「ちょ…服引っ張んない…あ!?」
~~~~!!!!
~~~~~~~!!!!
~~~~・・・・!!!!
・
・
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ボフーン
「え、やだァ…まだ終わんないの…ッ!?」
「全然まだまだ、終わらんぞ。」
「お兄様スイッチ…!」
「悪いがそれは隠させていただいた!」
こうしてEvergreen Harborの夜が・・・・
明けてゆくのであった・・・・
チュンチュン…
チチチ…
「明けたからって終わらんぞ。ハッハッハ!」
「もう…マヂ勘弁して…!」
「お~いヴァレックス~。いるか~?」
タイミング悪~~~!
パッケジ君山登った後から本当によく来てくれる!
「ウワ!蜂!?オイ~!ヴァレックス~!!」
「オッサ…ン!?何チョット早…ッ!」
ゴソゴソ
ドタバタ
ボフーン
「ヤァノックス君!(キラキラ)よく来たね!(ツヤツヤ)」
「あ~もうこんな所に養蜂箱置くなよォ。ン?起きたばかりか?」
「ん~起きてたし、起きてたケド?」
「ハァ?」
「あ、新作フィズ飲む~?」
「お、飲む飲む!」
。
。
「オッサ~ン…シャツ借りた…イタタ…外マブしい…。」
「お?」
「…ん?」
「ヴァレックス~…お前やったな~?」
「やったやった!もうスッゴイやった!」
「オイ、オッサン、オイ。」
「そうかァお前らなんだかんだ早かったなァ?嚙み合ってなさそうだったのに。」
「それがですねェ~合いまくりの合わさりまくりでェ~。」
「ハァ…アタマ痛い…。あんたらも噛み合ってないよ…。」
「しっかしこんなトコのあんなテントじゃ~街の噂になるのも早そうだな。」
「え~!ヤダ~!恥ずかしい~!」
「どの口が言ってんだよ。」
「う~ん。小屋建てるかナァ。ジョノアちゃん声が大k
「オッサン💢」
「まぁよかったなぁ。お前にも春が来て。」
「テントの中は真夏のようだったけどね~。」
「ノロケるねぇ。」
「ノッくんソイツ、ブン殴っていいカラ…。」
ブーンブーン
「あ、電話…。ってめっちゃ着信来てた。」
なんで今気づいたかって、
ポケットに入れっぱなしだったカラ…
これ以上は聞かないで…
「もしもs
「センパ~~~~イ!無事なんスか!?」
「ジェニ子…ゴメン~、だいじょぶだヨ。(大丈夫じゃないけど)」
「あの後お兄さんが来たんでェ、センパイのコト伝えたんスよ~!」
「だからお兄たま来てくれたんだ…あんがとね。」
「あ~、3人集まってんだ?これからソッチ行くわ…。」
「ん~?出かけるの?」
「ダチんトコ行ってくる…オッサンのコト説明してくるわ…。」
「え、オレとの昨晩のコトを…!?」
「ンなワケないでしょ!」
「ヴァレ、俺とその話しようゼ。」
「二人とも覚えてろよ…。」
イツメンと待ち合わせの公園
「あ~~~もう心配したんだから~~~!」
「ごめん~。」
「センパイ変なシャツッスね…。」
「そうね…。」
「で?赤いパンツの男に追い回されてお兄様がブッ倒したんデショ?」
「いや~…それがねェ…。」
かくかくしかじか…
。
。
。
「ジョノア、正気じゃないわ。」
「センパイ、ブッ飛んでますね。」
「だよね~!アーシもそう思う~!(ヤケ」
「ジョノア、その男にバージン奪われたの?」
「キム姉ちょ…ストレートすぎ…」テレテレ
「奪われてるのね…無理やりではないのね?」
「ん…ウン。ダイジョウブ、デス…。」
「初めてトカ考えてる暇なかったわ…キスもいきなしだったし…
もう朝まで何十回されたのかも覚えてナイんだわ…。」
「なんじゅっ……!?」
「あ、キム姉バグったッス!」
「十何回と何十回じゃ意味が違うわよジョノア!?」
「え、だって10以上はナンジュッカイっしょ?
っても20…30…?8時間以上テントん中いたし…。」
「この子も大概かもしれないわ…。」
「センパイ強いわ~w」
「え、ヤダみんなして引いてるカンジ…?」
「いいえ、詳しく聞きたくなってきたわ。」
「聞きたいッス。」
「しゅじゅうはって…」
。
。
。
「んじゃアーシ、帰るね。」
「気を付けてね。とても興味深いハナシだったわ。」
「う、ウン。ありがとローザ姉。」
「また 是 非 聞かせて頂戴。でも…何かあったら相談するのよ?」
「うっす…。」
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てか…帰るってやっぱしオッサンのトコ…?
う~ん…一旦マイシューノのアパート帰ろ…
シャワー浴びたいし…オッサンのトコ、シャワー丸見えだし…。
つづく…