情熱的会議《ルームシェア#06》
「イアン」
「なんだ」
「ジェニファーが帰って来ない日々をどう思っているんだい」
「年頃の女なら普通なんじゃないか」
「よく言うよ!」
「あ~、もしかして君ってそういう方が燃えるタイプ?」
「・・・・」
「そうなの・・・?」
ちょっとあるなって顔しているよね?
「何をしてようがアイツの勝手だ」
『(否定はしないんだなぁ)』
「じゃあ彼女が君以外の奴と結婚してもいいの?」
「もちろんだ」
「結婚しても君のベッドに入ってきたら受け入れる?」
「・・・・」
「やっぱりちょっと良いなって思っているね?」
「やかましい」
「2人はお似合いだと僕は思うなぁ。変に意地張らないでさぁ、
一度ちゃんと好きだって告白すれば思うんだよねぇ」
「アイツにはアイツの将来がある」
・・・放っておいてくれ
絶対好き合ってると思うんだけど、どうして素直じゃないの?
はぁ、僕としては仲の良い二人が見たいんだよ・・・
もうあの二人ったら・・・どうして・・・
「一緒に住むようになって何度もベッドに招いているのに好意が無いなんてあり得ないよ。
そりゃ気づいているさ、朝お風呂とシャワーが同じくらい湿っていたら"あぁ同時に使ったんだな"って思うさ!一緒に汗を流しているんだよ!!それは好意のある行為じゃないの!?そもそもその時点で年齢とか大した影響ないじゃない!?充分だよ!! " 機能 "的にもね!!」
『ねぇアル?』
「ジュード君って意外と情熱的に語るタイプなんだね」
すっごい早口・・・
僕でなきゃ聞き逃しちゃうよ
「改めて考えたんだけど、イアンはあの歳で" まだ "だったのをジェニファーに捧げたことによって絶対特別視してると思うんだよね?若さって時には劇薬だよ。」
「・・・逆もまた然りだよ!」
「そう!そうだね。ジェニファーだってイアンの魅力を感じているはず」
「なんて、お節介も程々にしないといけないね・・・」
「二人には・・・なにか別な理由が障害になっているのかな?」
『ふむ・・・例えば?』
「コンプレックス・・・昔から抱えている事とか」
「なるほどね・・・」
「そういうのって・・・中々吹っ切るの難しいから・・・」
『君みたいに一度、思い切れたらいいのにね』
「あ・・・その話はやめて・・・」
つづく
▼使用ポーズ
(イアンとジュードの会話シーン)
SITTING & TALKING POSE COLLECTION - RATBOYSIMS